2015年1月6日火曜日

[Advanced]クラフティングの仕組み




今回はNEO Scavengerのクラフティングシステムについて、
システム的な部分をざっくりと説明していきます。

※わりと文字が多くてめんどくさい内容になります。
あまり中身のない話なので斜め読みでも構いません。




データで見るクラフティングレシピの仕様

NEO Scavengerのクラフティングの大きな特徴として、
"明示的な"という意味でのレシピはないということが挙げられます。

たとえばnoise trapのレシピは、グラフィックを見ただけで判断すると
空き缶とthread、small partsで出来ているように見えますが、
実際のレシピを見ると以下のように記述されています。

small thread…1本
small rigid parts…1個
small or medium rigid container…1個

これらの素材(ingredients)は、アイテムそのものではなく
決められた条件を持つアイテムとして設定されています。
その条件はアイテムプロパティとして、個々のアイテムに設定されているものです。


素材のプロパティ

では、引き続きnoise trapのレシピを基にして、
どのような素材が使えるか確認していきます。

まず、small threadは"small","thread"のプロパティから構成されます。
hospital wrist strapやbronse talismanでも代用できますが、
実質的にはsmall threadだけ、と考えて問題ありません。


small rigid partsは"small","rigid","solid (not liquid/gas/idea)"であればいいので、
アイテムのプロパティとしてこの3つを含むものなら適用可能です。

例えばpebblesは
waterproof(防水),fireproof(耐火),small(小さい),rigid(硬くて曲がらない),
solid (not liquid/gas/idea)(固体),handheld(携帯できる)といったプロパティを持ちます。
つまり、これはsmall rigid partsとして見なして扱える、ということになります。

同様に、shardやpill類などもsmall rigid partsとして扱えます。


small or medium rigid containerは"rigid","container"のうち、
"large"でも"very large"でもないものです。
薬のボトルやペットボトルなどは使えますが、
metal sauce panは"large"なので使えません。


こういったアイテムプロパティはあくまで内部的な設定で、
ゲーム中に確認することはできません。

ですが、こういった仕組みを知ることで、
クラフティングの効率は格段に上がります。


たとえ同じレシピでも、素材のバリエーションが豊かになればなるほど、
それだけ作りたいものを作れる機会が増える、ということになります。

さらに、この仕様を十二分に活用すれば、
レシピ次第では劇的な効果が得られるものもあります。




レシピの応用例:crowbarをスタックできるアイテムに変換

crowbarは戦闘にもScavengeにも有用ですが、
長いので何本も持ち歩くことはできません。


そこで、crowbarに適当なragなどを合わせてやると、
軽くコンパクトでスタックも可能なtorchに変わってしまいます。
戻すときは、分解してやるだけでOKです。
(※たとえ点火しても、crowbarはconditionそのままで戻ってくるようです)




レシピの応用例:Rangedを使ってspearを背中に装備

spearは強力な武器ですが、かさばるのでコンテナに入れて運ぶことはできません。


しかし、spearを作成し、そのspearを素材にしてgreenwood bowを作成すると、
背中に装備して持ち運べて、分解すればspearに戻せる武器になります。
(※greenwood bowの作成にはRangedスキルが必要です。
また、分解にはクラフトが必要なので戦闘中は戻せません)

あまり意味のないレシピではありますが、
予備の近接武器としてキープしても構いませんし、
bowとして使って、矢が切れたらspearに戻して使うことも出来ます。




レシピの応用例:squirrel snareによるlarge shaftの圧縮


squirrel snareには、素材として"medium or large shaft"を使用しますが、
これによって、spearやrifleなどが3x5のサイズに変換できます。
(※squirrel snareの作成にはtrappingスキルが必要です。)


さらに、squirrel snare自身は"medium shaft"なので、
"large shaft"の使えないtorchなどの作成も可能になります。
2重に分解しないと元のアイテムになりませんが、
torchにして圧縮すれば、スペースと重量をかなり削ることが出来ます。



現在用意されているクラフティングレシピは100以上あり、
そのすべてを頭に入れておくことはもちろん無理のある話です。

しかし、こういった応用法をいくつか覚えておくことで、
一種のプレイヤースキルとして身に付いていくのではないか、と思います。

2 件のコメント:

  1. こんなことできるんだすげー!
    crowbarとrifleは2本目でたら泣く泣くあきらめてました

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    1. コメントありがとうございます
      クラフティングは結構融通が利いちゃうのがいいところですねー

      他にもこういうレシピがないか探してはいますが、
      shaft圧縮みたいに使えるものがなかなかなくて困ります

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