2015年1月25日日曜日

[Off-Topic]無料プレイ可能なRoguelike Vol1

この記事では、以前触れたRoguelikeについて、
実際に無料でプレイできるものをいくつか紹介してみます。
(極力日本語版・タイル版を中心に取り上げています)

評価や説明、取り上げるタイトルに若干ムラやばらつきがあります。
(ほぼ未プレイなものもあるので…)

NEO Scavengerの言わば源流のようなものですので、
相性次第では結構な時間泥棒になってくれるはずです。


初回はRogueに近い、古めのものを2本紹介していきます。

Rogue Clone II

公式:http://www.freak.ne.jp/HEPOPO/


原典としてのRogueを元に、現在の環境に合わせて再構成、
およびバランス調整を行ったものです。
ダンジョン最深部(と設定されているフロア。降りる分には無限?)に潜り、
イェンダーの魔除けを手に入れて戻ることが目的です。


かなりシンプルな作りなので、それほど長く遊ぶものではないかもしれません。
でもやっぱりRogueがこうして動いているだけでちょっと感動します。


アイテムは基本的に未鑑定状態で入手し、識別するか使用するまで効果は分かりません。
アイテムの種類自体がそれほど多くないので、危険なアイテムも控えめです。


モンスターはA~Zの26種類で、特殊能力持ちも混ざっているので
対策を忘れると痛い目に遭います。
(I:氷の怪物は食らうと凍結して動けなくなる攻撃をしてきます)


シンプルではありますが、簡単にクリアできるか、というと…


jNetHack

公式:http://jnethack.sourceforge.jp/


NetHackをベースに翻訳を行ったものです。

これも系統としてはかなり古いところですが、
このあたりから職業や買い物、スキルといった概念が出てきています。
VerUPは結構長く続いていたので、後出しのものもあるかもしれませんが…

Rogue同様、イェンダーの魔除けの奪取が目的ですが、
脱出後に更なる試練が待ち受けています。


最初からランダムな(一部職業では固定の)ペットが付いてきます。
勝手に敵を襲い、死体も食べます。

比較的通路部分が枝分かれする構造が多い気がします。
扉は開けないと通れません。鍵のかかった扉は蹴破ります。


インターフェースにも結構手が入っています。
インベントリ表示がアイコン付きで見やすくなっています。


アイテムの中には結構危なっかしいものも…
ペットが巻き添えを食らうこともよくあるので、巻物識別は特に気を付けましょう。
(ペットと巻物が燃やされた上に岩に囲まれた図…岩は押せば動くので出られますが)


宝箱は持っている武器でこじ開けます。
武器が壊れることもあるので、予備の武器を持っておくと安全です。
中には複数のアイテムが入っているので、見つけたらぜひ開けたいところです。


特殊コマンドもわりと多めで、床に文字を書く、神に祈る、
液体に浸す、(手や顔を)拭う、と言った誰得レベルのコマンドまであります。
そういうものもよく調べると有用だったりするので侮れません。


モンスターの特殊能力も順調にヤバくなっています。
(さまよう目を殴って詰むのはみんなが通る道です)

死体は貴重な食料ですが、すぐ腐る上にかさばります。

当然食用に適さないものもあるので、そこはお約束の"死んで覚える"スタイルです。
食べるものによっては能力獲得などのメリットもあります。

パロディ要素(日本人向けのものは多くなさそうですが)が多く含まれていて、
拾ったエルフの短剣に"Sting"と名付けるだけで
ちょっとしたアーティファクト(指輪物語に登場する魔法の剣。つらぬき丸)に化けたり、
考古学者(職業)が鞭とフェドーラ帽標準装備のインディ・ジョーンズ仕様だったりします。


というわけで、今回はいわば古典っぽいものを2本挙げてみましたが、
Rogue Cloneはシンプルでパラメータも少なめなのでRoguelike初心者向けですし、
jNetHackは逆にカオスなまでのデータ記憶・管理ゲーを楽しめます。

あまりユーザーフレンドリーではないかもしれませんが、
Roguelikeを正しく理解する、と言う意味ではこれ以上ないサンプルだと思います。

次回以降はだいたい中の人の趣味優先で選択しているので、
そういう意味でも重要な第1回目でした。

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